2024 05,01 02:04 |
|
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 |
|
2007 06,02 10:53 |
|
種類:小説(児童文学)
本当にこれはもう……最高。 心の底から大大大好きな作品だ。 もともとは講談社から児童文学として15年位前に発売された本なのだが、 何故か今月になって「新刊」として講談社文庫化。 何故今になってなのかはさっぱりわからないが、 たつみや章氏の作品は僕の子ども時代の大のお気に入りだった思い出深い本で、 思わず本屋で見つけて衝動買い。 ならば読むのは10年以上ぶりか、というとそういう訳ではなくて、 実は去年「つむじ」を書く時にすごく読みたくなって図書館で借りて読み返していたのだが。 というわけで一年ぶりくらいに読み返したこの作品。 もう読むのは5回目くらいだろうか。それなのに。 一人暮らしの部屋から実家に帰る途中の電車の中で読んでいたのだが、 本当に心打たれて不覚にも泣きそうになってしまった。 去年読んだときよりも、感動はさらに大きい。 自分が社会人になって、作品の中身がより強く意識できるようになったからかもしれない。 最近書いた「みなみやま冒険日記」が、たつみや氏の影響を色濃く受けていることを (というより、たつみや氏の作品を目標にしていることを)強く感じたからだろうか。 僕が欲しかったのは、そして生み出したいのは、こういう作品だ。 主人公のマモルや、守山さんや、ミコトさま。 そうした登場人物が本当にいとしくてたまらない。 心からわくわくして、優しい気持ちになって、そして切なくて、最後には幸せな気分になる。 ああ、こういう作品がこの世にあることが嬉しくてたまらなくて、 いつか僕の作品が誰かをそんな気分にさせることができたら、と途方もない夢を見てしまう。 ほんのわずかでもこんな作品に近づくために、僕は今日も作品を書くよ。 PR |
|
コメント |
コメント投稿 |
|
trackback |
トラックバックURL |
忍者ブログ [PR] |